目次

はじめに

「高山病」という言葉について一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし内容についてはよく分からない、具体的には何だろうと思う方も多いのだと思います。以下で高山病についての簡単な説明と対策をご紹介しますが、高山病についてあらかじめ知って対処することが、富士登山を成功するためには必須条件となります。

高山病とは

高山病とは一般的に、標高が高く、酸素濃度が低い場所への急速な移動により、生じる全身症状になります。「病」という字がつきますが、高地での低酸素に体が順応できていない状態です。ではこれからいよいよ高山病対策に入りますが、大前提として高山病は、
100%防げるわけではなく、軽減するものだということを心に留めてください。
標準の予防方法をお伝えしますが、持病や不安を感じている方は医師にご相談ください。

富士登山高山病対策17選

登山前(数カ月から数日前)

①「弾丸登山」「日帰り」を控える

「弾丸旅行」は夜に出発して小屋に宿泊せず、ご来光(高い山から見る日の出のこと)を見て、下山することです。
「日帰り」は午前に出発して、山頂までは登らずに、夕方には下山するスケジュールです。
ともに、短時間に急激に高度を上げるので、体が高度順応できず、高山病になりやすくなるのでおすすめできません。宿泊してゆとりのある計画を立てましょう。

②低酸素ジムで高地を体感

1,500m〜3,000m相当の環境に慣れることが目的です。事前に高地を体感することが不安の解消に繋がります。またあらかじめ自分の呼吸など、どのくらいのペースで歩くと息切れや頭痛等の症状になるのかが分かります。また心肺機能、持久力等も高めることができます。

富士登山 高山病 ジム

③一度は山に登り感じる

実際に山に登ると、息苦しさ、頭痛、体力など普段の生活では気づかないことに遭遇することが多々あります。社内で富士登山登頂に成功した方に聞いたところ、登山によく行く友達と2回ほど山に登り練習したそうです。
富士登山 高山病 一度は山に登り感じる

④ベストな日を選択

普段の生活でも雨が降ると気分が悪くなる方も多いのではないでしょうか。高度が上がる毎に、気圧も下がります。悪天候は体温の低下や体力の消耗を引き起こし、高山病の発症や悪化を招きます。また高山病以外に滑るなど他のリスクが上がるので、避けるのが無難です。また、風が強いと、気温が下がり、血流が悪くなり、全身に酸素が行き渡りにくくなります。
一方、晴れの日は体の冷え込みが和らぎ、怪我等のリスクも下がります。また、気分も上がりますので、なるべく天候がいい日を選びましょう。

社内の経験者によると、晴れだったから良かったものの、雨だったら寒くて、高山病になっていたかもしれないとのことでした。参考になれば幸いです。

富士登山 高山病 ベストな日を選択

⑤医師への事前相談

個人差はありますが、車酔いや船酔いをする人もいるだろうと思います。同様に高山病も遺伝、当日の状態などの様々な要因によって起こります。あらかじめ薬の処方をお考えの方、また心配な方は一度お医者さんに相談してみてください。
富士登山 高山病 医師への事前相談

⑥グループ参加では一番ペースが遅い人に合わせる

グループでの参加で注意することは、一番ペースが遅い人に合わせることです。どうしてもペースが遅い人は無理して付いて行こうとしますが、それがかえって高山病を引き起こします。みんなで安全に山を登るためにお互いのペースを合わせましょう。
富士登山 高山病 グループ参加

⑦富士登山専任ガイド同行ツアーを効果的に利用する

初心者でも一人で登ることは可能ですが、心強い味方として富士登山専任ガイド同行ツアーがあります。専任ガイドが「安心・安全・信頼」を提供します。充実した富士登山にするためにも、富士登山専任ガイド同行のプランを検討してみましょう。また社内の富士登山経験者によると専任ガイドの言うことを聞くことが重要だそうです。

まずはお気軽にご覧ください。


富士登山ツアー専任ガイド同行プラン

⑧良質な睡眠をとる

高山病の主な原因は酸素不足であり、症状は寝不足に類似する状態になります。寝不足の人が富士山に登ると、より悪化するような状態になります。前日はもちろんのこと1週間前から体調を整えましょう。
富士登山 高山病 良質な睡眠をとった女性

登山中(当日編)

⑨昼寝を控える

高地への移動中や現地での昼寝は避けましょう。理由としては、寝ている間は、呼吸が浅くなり、体内に取り込む酸素量も減ってくるからです。気付いたら高山病を発症していることも多々あります。できるだけ、周りを散歩するなど、体を順応させましょう。

⑩こまめな水分補給を心がける

富士登山はトイレが有料なところが多く、出来るだけ控えるため、水分を取らない方もいます。しかし水分が不足すると、血液がドロドロになり、酸素を運びにくくなり、高山病になるリスクが上がります。トイレを我慢するために水分を取らずに高山病になっては本末転倒です。水分は一度に大量に飲むよりも、少しずつ補った方が効果的だそうです。
富士登山 高山病 こまめな水分補給を心がける女性

⑪周囲を気にせずマイペースを貫く

高山病は基本的には高地を急激に登ることが主な原因です。ですから自分だけのペースを保ち、ゆっくり登りながら体を順応させましょう。また、グループで参加するときは、遅い人に合わせますが、ひとりで参加するときは、周りの目を気にせず、マイペースで行きましょう。そうすれば高山病になるリスクを下げることができます。

⑫呼吸は吐く方に重点を置く

意識しないと、「ハァハァ」と呼吸するようになります。こちらが悪いサインで、鼻から吸って、口から吐きましょう。また吐くのに2倍の時間をかけると高山病のリスクを下げることできます。

⑬アルコールとカフェインを控える

どちらも摂取すると利尿作用を促進し、脱水症状が起こり、高山病になりやすくなりますので、注意が必要です。前日も控えた方が無難です。

⑭鉄分を豊富にとる

鉄分が足りなくなると、吸った酸素をうまく取り込めなくなります。当日もそうですが、普段からレバーなどの食べ物やサプリメント等の栄養剤で補うようにしましょう。
富士登山 高山病 鉄分を豊富にとる

⑮酸素スプレーの携帯を控える

酸素スプレーを持っていくかどうか迷う方も多いと思いますが、酸素スプレーは1本あたり、わずか数分で空となってしまいます。荷物にもなるため高山病対策としてはあまり現実的ではありません。それよりも水分補給のための水や急な天候の変化にも対応できるレインコートなどを持っていきましょう。

⑯最小限の荷物で負担を減らそう

持ち物について正直、何を持って行くか迷う方も多いと思います。あまり荷物が多すぎると、足腰への負担が増え、疲労が増し、呼吸も増えるので、結果高山病になりやすくなります。言うまでもなく富士登山では装備はキーポイントになりますが、全てを新品で揃えるには値段等、抵抗があると思います。そのような方にはレンタルショップがおすすめです。少数から一式まで取り揃えており、割引特典もあります。

気になる方はぜひチェックしてみてください。


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緊急時(番外編)

⑰救護所へ行く

緊急の際や、自分の力ではどうしようもないとき、またはこれ以上重症化したくない場合は救護所があります。参考までに、以下2025年の情報になります。最新の情報は富士登山オフィシャルサイトをご確認ください。

標高約(m) 登山ルート 合目 名称 場所 利用時間
2,300 吉田 5 富士山五合目総合管理センター内 8時〜20時
2,790 吉田 7 富士山七合目救護所 鎌岩館下 24時間
3,100 吉田 8 富士山八合目富士吉田救護所 太子舘横 24時間
3,250 富士宮 8 富士山衛生センター 24時間
2,000 須走 5 富士山須走口インフォメーションセンター 6時~21時

おわりに

「予防は治療に勝る」という格言があります。現地で治療となると救護所に行くか最悪下山しかなくなります。しかしあらかじめ予防策を講じると、富士山登頂を目の前にして断念する可能性が著しく減ります。まさしく予防さまさまです。あとはこれまでにも挙げた高山病対策をすることによって不安を払拭し自信を持ち、一歩を踏み出す後押しになればとても幸せです

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