本八合目富士山ホテル

吉田ルート

ホテルから山頂まで約90分

画像がありません

基本情報

住所 〒403-0005 ⼭梨県富⼠吉⽥市上吉⽥富⼠⼭北向5618
営業期間 7月1日~9月10日
営業時間 24時間
電話(営業期間内) -
電話(営業期間外) 0555-22-0237
0555-24-6512
FAX 0555-22-7237
食堂 営業時間 -
売店 営業時間 24時間
境界位置 八合目/3,400m
収容人数 350名
消灯 20:00頃
トイレ使用料/その他情報 200円/ご利用毎
更衣室 -
宿泊者荷物預かり 宿泊者無料
吉⽥⼝スバルライン五合目より 約5時間〜6時間
⼭頂まで 約1時間半

富士山ホテルは、標高3400メートル、吉田ルート八合目に位置する山小屋です。吉田口登山道から数えて5番目に位置し、須走口登山道との合流地点である大行合にあります。山頂まで残り約90分 という好立地のため、御来光を山頂で見る計画を立てやすい場所にあります。

富士山ホテルの歴史は古く、江戸時代末期まで遡ることができます。当時、大行合には吉田口側に5軒、須走口側に2軒の山小屋が営まれており、大変賑わっていたそうです。その後、明治39年(1906年)に郵便局が、翌年には巡査派出所・救護所および電話が設置されるなど、山梨県により登山者の利便性と安全性を高めるため、大幅な施設整備が行われました。この時、いくつかの山小屋が統合され、富士山ホテルが誕生しました。

富士山ホテルは、当時の山梨県知事の指導のもと、富士山の国際化を目指し、先駆的な取り組みとして2段ベッドの設置や、外国人向けに食べやすいカレーライスを食事に導入しました。これらの取り組みは、現在の山小屋の主流となっています。

特徴

  • ・2段ベッドとカレーライスを先駆けて導入: 当時の山梨県知事の指導のもと、富士山の国際化を目指し、外国人向けに食べやすいカレーライスを食事に導入し、2段ベッドを設置しました。
  • ・登山道と下山道の分岐点: 吉田口登山道と須走口登山道、そして下山道の分岐点に位置しているため、古くから多くの登山者で賑わっていました。頂上へ向かう際は荷物を置いて身軽に登頂することができます。また、団体登山の場合、落後者が出ても待機したり、人員の点呼を行うことができるなど、安全面でも優れた立地条件にあります。
  • ・宿泊者限定の荷物預かりサービス: 富士山ホテルでは、宿泊者を対象に、荷物の預かりサービスを提供しています。

施設

  • ・富士山ホテルは、第1、第2、第2新館、別館の4つの建物から構成されています。吉田口登山道から入ると、まず第1があり、別館の横を抜け、第2があります。下山道は、別館とトイレの間の通路を通り、階段を下りて合流となります。
  • ・食堂: 軽食を取ることができ、カップ麺、牛丼、親子丼、おでんなどを提供しています。混雑時は、別注文でのご注文お断りさせていただく場合がございます。
  • ・寝室: 枕、寝袋、毛布が一人につき一つずつ用意されています。
  • ・トイレ: チップ制で、一回200円です。個室トイレの場合、用を足された後は、ハンドガンが備え付けてありますので、綺麗に流して下さい。 また、水の確保が大変困難な場所です。できる限りの節水にご協力下さい。
  • ・売店: 24時間営業しています。
  • ・その他
    • 〇館内には、AEDが設置されています。
    • 〇クレジットカード(VISA、MASTER、UC、NICOS)が利用できます。

注意事項

  • ・富士山ホテルは自家発電で電力を賄っており、供給できる発電量には限界があるため、スマートフォンなどの充電は禁止しております。
  • ・全館禁煙です。各館の近くに喫煙スペースが設けられています。
  • ・ガスバーナー等のお持込、使用は禁止されています。

富士山ホテルは、長い歴史と伝統を持つ山小屋です。2段ベッドやカレーライスの導入など、登山者の利便性を追求した先駆的な取り組みは、現在の山小屋の礎となっています。また、登山道と下山道の分岐点という好立地も大きな魅力です。富士山登山を計画する際は、ぜひ富士山ホテルの利用を検討してみて下さい。