八合目白雲荘

吉田ルート

標高3,200mに位置する山小屋。 雲海の上から眺める広大なパノラマビュー! お手洗いは清潔で広々♪ 八合目と本八合目のほぼ中間に位置し、登山ルートのちょうど良い位置のためコンディションを整えるのに最適。 白雲荘指定プランは仕切りカーテンがあり、特に女性は安心。 売店は24時間営業で、軽食や簡単な登山道具を販売。

八合目白雲荘 外観

八合目白雲荘 外観

八合目白雲荘 部屋(仕切りカーテン)

八合目白雲荘 部屋(仕切りカーテン)

八合目白雲荘 夕食

八合目白雲荘 夕食

八合目白雲荘 朝食

八合目白雲荘 朝食

八合目白雲荘 売店

八合目白雲荘 売店

八合目白雲荘 トイレ

八合目白雲荘 トイレ

基本情報

住所 〒403-0005 ⼭梨県富⼠吉⽥市上吉⽥7-15-6
営業期間 7月1日~9月10日
営業時間 24時間
電話(営業期間内) 090-7240-1282
電話(営業期間外) 0555-24-6514
0555-22-1322
FAX -
食堂 営業時間 -
売店 営業時間 24時間
境界位置 八合目/3,200m
収容人数 300名
消灯 21:00頃
トイレ使用料/その他情報 200円/宿泊者は初回のみ200円以降は無料
更衣室 -
宿泊者荷物預かり 不可
吉⽥⼝スバルライン五合目より 約4時間〜5時間
⼭頂まで 約1時間~2時間

富士山は日本一高い山として、毎年多くの登山者を引きつけています。登山ルートはいくつかありますが、中でも吉田ルートは初心者にも比較的登りやすく、人気があります。吉田ルートには、登山者の休憩や宿泊のための山小屋が点在しており、その中でも八合目に位置する「白雲荘」は、その歴史と特徴から多くの登山者に利用されています。

白雲荘の歴史と由来

白雲荘は標高3,200メートルに位置し、吉田口登山道(吉田ルート)八合目にある山小屋です。 かつては「仙行室」と呼ばれていました。 山小屋には文政二年(1819年)作とされる仙行と身禄の像が祀られており、先代より仙行白雲荘を屋号としています。

仙行(仙行伸月)とは、中雁丸由太夫豊宗の行名です。 仙行は食行身禄(富士講中興の祖)が富士山中で入定した際、父親と共に最後まで世話をしたと伝えられています。 後に、麓の富士吉田で御師(登拝者の宿泊や潔斎などの世話をする祈祷師)となり、富士山駅近くにある金鳥居の建立を共同で発願するなど、富士登拝の普及に努めた人物です。

白雲荘という名前は、雲海の上に建つことから付けられました。 山小屋の前は広く、富士山で随一と言われています。

白雲荘の特徴

白雲荘は、八合目と本八合目のほぼ中間に位置し、吉田ルート八合目にある山小屋の中では二番目に規模が大きく、収容人数も多いのが特徴です。 登山ルートのちょうど良い位置にあり、登山者がコンディションを整えるのに最適な立地と言えます。 特に、午後スタートとなるツアーの場合、初日の行動時間に制限があるため、体力的に八合目〜本八合目での宿泊が二日間全体の行動バランスが良いとされています。

白雲荘は、建物自体は山小屋らしく質素ですが、登山者のための様々な設備が用意されています。

  • ・売店: 24時間営業しており、水やコーヒー、ココア、カップ麺、パンなどの軽食や、簡単な登山道具などを販売しています。 焼印も行っています。
  • ・食堂: カップ麺などは24時間提供しています。 宿泊客以外への温かい食べ物は、午後4時半ごろであればカレーライスを注文できます (外の売店のメニューには出ていませんが、従業員さんに直接お聞きした情報です)。
  • ・トイレ: 2014年にリニューアルしたばかりの新しいトイレです。 山小屋はどうしても建物を建てるスペースが限られるので、トイレにスペースを割いている山小屋は少ないのが現実ですが、白雲荘のトイレは綺麗で広く、従業員の方が時間をかけて念入りに掃除をしています。 宿泊者はトイレを無料で利用できます。
  • ・寝室: 二段ベッドで布団が使用されています。 個室ではありませんが、間仕切りやカーテンがあり、特に女性にとっては安心感があります。
  • ・布団干し: 天気のいい日には布団を干しています。

白雲荘は、富士登山をする人にとって、快適な休息と宿泊を提供してくれる場所です。 その歴史と特徴を知ることで、より安全で思い出深い登山体験ができるでしょう。